お日さまの笑顔に導かれ

「今からピッチング練習すんの!」


「あたしも?」


「おまえは見てるだけ」笑


「なんだし」笑


奏太があたしに笑うからつられて笑った。



「おい奏太早く。」


「せかすなよピッチャーさんよ」


パシッパシッとグローブに収まるボールの音が気持ちいい


「よし‥、奏太座れ」


冬夜の合図で奏太がすわった。キャッチボールから投球練習にかわった。


「まずはストレート」


奏太が言った。
そこは奏太が仕切るんだーなんて思っていた。

初めてこんな近くでこんな凄い球みたよ‥太陽にも見せてもらえば良かったな‥


もう叶わない夢だけど


パシッ‥パシッ‥

音がすごく気持ちいい
奏太も冬夜ももうなにも話さない集中してる。


あたしはジュースでも買いにいってこようと思って近くのコンビニまで行くことにした。


コンビニでジュースを買って公園の入り口が見えたと思ったら‥すれ違ったチャラそうな男4人組の1人に手を引かれた。


「ねーちゃん可愛いね?」


「高校生がこんな時間に歩いてたら襲われちゃうから送ってってあげるよー」


「いいです‥はなして下さい」


「遠慮すんなよー」


「嫌っ‥話して」


公園の中を見るとまだなげあってる2人‥


「そこに車あっからさ、乗ってきなよ」


車に乗せられたら終わりだって思った


けど男4人の力に適うわけく、車のちかくまで連れて行かれた。


「嫌ー!はなしてっ‥やだっ」


太陽!助けてよ‥

あっけなく車に乗せられてしまいカギをかけられた


「さーて、お楽しみタイムかな」

にやにや笑う顔が気持ち悪かった


「んー!!‥やめっ」


口をハンカチで押さえつけられたら意識が遠のいてきた‥最後に見たのは車のそとの奏太の姿‥‥


「奏太‥‥」
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