お日さまの笑顔に導かれ
あたしはそのあと気を失っていた。目を覚ましたのはうちのベッドの上。そばには奏太と冬夜‥
「あ‥起きた!」
冬夜が気付いた。
「‥あたし‥‥」
「覚えてない?‥あのあと俺たちがいってすぐ、陽菜は気を失った。俺たちは車に鍵かかってたからケーサツ呼んだってわけ」
奏太が教えてくれた。
「ごめん‥ありがと」
「こっちこそ‥今日行かなかったらこんなことには‥」
冬夜が責任感じてる。あたしが悪いのに‥
「違うよ、あたしが勝手に動いたからだよ」
あのあとあの4人は捕まったらしい。まあ、厳重注意で釈放だろうけどって冬夜がいってた。
「ごめん‥俺帰んなきゃ‥今日親居るんだ」
冬夜が気づいて立ち上がった。時計を見るともう10時を回っていた
「こんな時間までごめんね‥ありがとう。奏太もあたし大丈夫だから帰って」
2人を玄関まで送った後お母さんに電話した
何回鳴っても鳴り止まない電話、きっと忙しいんだ‥
今日は1人で居たくないよ。太陽‥
玄関でうずくまってた
「たいよおー‥っ」
ピンポーン……‥
外を見ると奏太がいた
「忘れ物?」
玄関をあけて奏太に聞いた。
「‥‥泣いてた?」
奏太は気付いてた。
「ねー今日泊めて?」
「でも‥」
「何もしないし、親帰ってくるなら帰ってくる前には戻るから」
奏太はきっとあたしが怖いのに気付いてる。そんなこと言わないけど
「‥奏太の親、なんも言わないの?」
「俺1人暮らしだから」
「えっ!?」
「親はお空の上!じぃちゃんとばぁちゃんがいろんな金出してくれてる。」
奏太の過去をきいたのは初めてだった