お日さまの笑顔に導かれ


「奏太、これ着て?」


あたしは奏太に太陽が着ていたスエットと下着を出した。


太陽はよくうちに泊まってたから太陽の下着からパジャマ、着替えまでうちにある。


「太陽の?」


「うん」


「太陽のパンツはくの俺?」笑


そんなことをいってあたしを笑わせる。奏太でよかった。奏太が居てくれてよかった。


奏太がお風呂からあがってきた。


「風呂さんきゅー!」


「あ、う‥ん‥」


奏太は上半身裸でしたはスエットで出てきた。パーマがかかった茶色い髪の毛は水のせいでペタってしてるけど、オールバックぽく後ろに流してる。そしてきれいに割れた腹筋と‥


て、奏太に見とれてた。


「上早く着てよー!」


恥ずかしくてそっぽむいた。


「あっちーよー!あれ、陽菜ちゃんときめいちゃった?」


なーんてふざけて言ってくるから本当のことなんて言わないけど。


「ばーか!!」


捨て台詞をはいてあたしもお風呂にはいった‥


「バカか、あたし‥」
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