お日さまの笑顔に導かれ


なんだかよくわかんないけど、奏太がいつもより小さく見えた。


「寝よっか!」


「おぅ」


奏太はあたしのベッドであたしはお母さんの部屋で寝た。

なんだかすごく太陽が恋しいよ。こんな寂しい時、太陽が側にいたらぎゅって抱きしめてくれて同じベッドで寝れるのに‥‥


奏太もこんな気持ちで寝てるのかな



そんなことを考えてたら、部屋のドアがあいた。


「陽菜?」


「‥‥どうしたの?」


「何もしないからさ、同じ部屋で寝ねぇ?」


きっと奏太も春花ちゃんが恋しいんだね。あたしも太陽が恋しい。


でも何かな?それとは違う気持ちがあたしの中にある気がするの‥


でもまだ気付かないふりをさせてね‥


今はこの距離がすごい居やすいんだ
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