お日さまの笑顔に導かれ


ホントに心配になってきた。病院つれてったほうがいいのかな?


とりあいず氷枕を奏太の頭の下に入れた。



「ん‥ひ、な?」


「大丈夫?病院行く?」


「へーき‥」



そう言ってまた目を閉じた。ほんとに辛いみたい


「陽菜」


「冬夜‥」


「何泣きそうになってんだよ。大丈夫だから」


そう微笑みながら冬夜は言った。


「おかゆ、作ってくる」


「おー」


じっとしてられなかった。きっと奏太はあたしのとこまで走ってきてくれたから悪化したんだ。


「‥陽菜」


「へ?」


「俺帰るからさ、奏太頼むわ。なんかあったら電話して。」


「うん、ありがと」


冬夜が出たあと、おかゆをもって部屋へ行った。
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