お日さまの笑顔に導かれ

あれ、冬夜何しに家来たんだろう‥。


「陽菜?」


「あ、起きた?」


「おー‥」


「ごはん食べて薬のも」


「‥あー‥」


いかにも食べたくないって顔してる。


「おかゆ作ったから。ちゃんと食べて、じゃないと良くならないよ!」


「んー‥、わりーね」


「‥ごめんね奏太」


「え?なんで謝んの?」


「あたしのせっ‥!」


いつの間にか奏太の腕の中にいた。


「陽菜に嘘ついたからバチあたったのかもな」


「そんなこと‥」


「‥きっとそうだよ」


フって優しい顔して笑った。

あ‥そう言えば、太陽も雨の中あたしを追いかけてきて風邪ひいたことあったっけ

あの時は、ちっちゃいケンカであたしがふてくされて先かえっちゃったんだよね

そのあとあたしも風邪移って、結局二人で学校やすんだんだ



懐かしいな〜‥
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