ブラックな後輩
ブラックな後輩
「コラッ、起きろ」
「ふぁっ…何時?うわぁっ、こんな時間‼︎」
営業回りの最中、昼食を済ませようとコンビニに立ち寄った。
車内で暖かい紅茶を飲み、サンドウィッチを頬張った。
昨日は雪がちらついていたが、今日は陽射しが心地良くて上着を着ていれば寒くなく、足元が少し冷えるのでひざ掛けをしてから、次の店舗に移動する準備をしていたのだけれど…
何時の間にか寝てしまったようだ。
仕事用のバッグが逆さまになっており、靴先に車内のマットの上に化粧品のポーチやら、資料が散乱している。
「見事に散乱してるな。次の店舗の約束時間まで、後30分しかないぞ。間に合うか?」
「間に合わせるしかないじゃん、黒滝さんも手伝ってよぉっ」
私の仕事上のパートナー、黒滝さん。
頭のキレが良く、スマートな容姿を持ち、顔立ちも整っている、正に才色兼備を名乗るのに相応しい。
そして、何より、黒い細身のスーツがお似合い。
後輩なのに私よりもシッカリしていて、1日のスケジュール管理、勤怠時間、メールチェックなどなど、仕事上のあらゆる事をこなしてくれる。
(先輩に対する口の聞き方はどうかと思うけど…)
ダメ駄目な私には有り難すぎるパートナーなのだ。
「ふぁっ…何時?うわぁっ、こんな時間‼︎」
営業回りの最中、昼食を済ませようとコンビニに立ち寄った。
車内で暖かい紅茶を飲み、サンドウィッチを頬張った。
昨日は雪がちらついていたが、今日は陽射しが心地良くて上着を着ていれば寒くなく、足元が少し冷えるのでひざ掛けをしてから、次の店舗に移動する準備をしていたのだけれど…
何時の間にか寝てしまったようだ。
仕事用のバッグが逆さまになっており、靴先に車内のマットの上に化粧品のポーチやら、資料が散乱している。
「見事に散乱してるな。次の店舗の約束時間まで、後30分しかないぞ。間に合うか?」
「間に合わせるしかないじゃん、黒滝さんも手伝ってよぉっ」
私の仕事上のパートナー、黒滝さん。
頭のキレが良く、スマートな容姿を持ち、顔立ちも整っている、正に才色兼備を名乗るのに相応しい。
そして、何より、黒い細身のスーツがお似合い。
後輩なのに私よりもシッカリしていて、1日のスケジュール管理、勤怠時間、メールチェックなどなど、仕事上のあらゆる事をこなしてくれる。
(先輩に対する口の聞き方はどうかと思うけど…)
ダメ駄目な私には有り難すぎるパートナーなのだ。