ブラックな後輩
早く、黒滝さんが帰って来て欲しい。


帰って来たら、私の思いをぶつけてみよう。


黒滝さんが居なかった二週間、寂しくてたまらなかった。


営業回りも黒滝さんが居たからこそ、毎日頑張って来れたんだ。


私はいつの間にか、黒滝さんに仕事以上の感情を持っていた事が、離れてからやっと分かったの。


黒滝さん、大好き。


「ただいま」


今のパートナーと居ると1日が長く感じられて、営業という仕事のストレスとパートナーのストレスがかかり、二倍の疲労感だった私だが、

会社に戻ったら大好きな人の姿があったので一気に吹き飛んでしまった。


「黒滝さんっ!!」


「引き継ぎしてくるから帰らないで待ってて」


「うん、待ってるね」


黒滝さん、おかえりなさい。


何時間でも待っていますとも。

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