変人で最強の女と俺様
李「何言ってんのよ!…そんなんじゃないわ。あいつは金で雇ってるだけでそんな関係じゃないわ」


歌「お金?」


李「あら、知らなかったの?私一応大手会社の社長の娘よ」


歌「えっ…ぇえーーーーー!」


李「全く…貴方だけよ周りのみんなは私が金持ちだって知っているわ。だから、みんな私についてくるのよ」


歌「なんで?」


李「私についてきたらお金もらえると思ってるんじゃない?知らないけど…」


歌「それだけ?それだけで友達って成立するの?」


李「世の中そういうものよ。貴方は?」


歌「えっ!?」


李「ほら体育大会のときに、ろくな人生歩んでないって言ってたじゃない!」


歌「あぁ…あれね。そうだな〜私ねここに引っ越す前に獄道っていう族の姫をやっていたの。けど、あるきっかけでここに引っ越すことになったんだ、性格に言うと戻ってくることになったんだけどね。」


李「ちょっと待って!戻ってきたってことはその前にもここにいたってこと?」


歌「うん、6歳のときまでここにいたんだよ。それから竜司くんと会ったんだけど、竜司くんはあの頃よりもすっーーごく成長していたからわからなかったんだ。だけど、私が犬欲しさに保健所へ行くと竜司くんが私だと気づいて追いかけてきたんだ。だけど、そのときの私は極道のことで頭いっぱいだったけど、せめて竜司くんだけは助けたかったから逃げたんだ。そのときは逃げ切れたんだけど、ある日竜司くんと偶然出会ってしまって私がまた逃げようとしたんだけど、とうとう捕まってしまったんだよね。そしたら竜司くんなんて言ったと思う?」
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