変人で最強の女と俺様

李「なんで逃げるのとかかしら？」


私は首を横に振った


歌「私もそう言われるのか怒られるかどっちかだと思ったんだけど、全然違うことを言ってきたんだよ。」


李「なんて言ったの？」


歌「それがね…「歌菜恵、俺に何か隠してることがあるんだろ？言えよ早く」って心配そうに言ってきたんだ。多分普通の人だったらそれが当たり前だったのかもしれないけど、竜司くんがそのとき初めてあんな顔したから私思わず本当のこと言っちゃったんだよね。」


李「それってダメなんじゃ…」


歌「ダメだとわかってても何故か口が勝手に動いちゃったんだもん」


李梨は苦笑いをしながら私の話を聞いた


歌「それから竜司くんが色々調べたりしてくれて獄道に勝負を挑んだらしいんだけど、私そのこと全然知らなかったんだよね。まぁ当然竜司くんたちが勝つはずだったんだけど、組の人達の援軍で向こうが有利になった。」



李「じゃあ最後は竜司様が負けたの？」


また私は首を横に振った


歌「ううん…まだ竜司くんは諦めてはいなかったわ。気力が失うまで戦い続けたんだけど遂に限界がきてしまってもう戦えそうにもなかった。雷闘の幹部も竜司くんと一緒の状態だったんだよ」


李「じゃあなんで勝ったの？」


歌「私がその戦いに参加したからだよ。」


李「待った！なんで貴方が出てくるのよ。貴方さっきその戦いがあることは知らなかったって言ってたじゃない！」


歌「そう…そこが分からないんだよね。」


李「何がよ」


歌「それが私の携帯から電話がきて竜司くんたちの状態を報告してくれた人が居たんだよね。」


李「えっ！？」