変人で最強の女と俺様
私は必死に物陰へと隠れた


「うわ、ここは相変わらずだな。確かこの辺に…あれ?ない、俺が書いた『南神』の資料がない!」


『南神』?


あっ、しまった。


今私の手の中にある


ってこの声どっかで聞いたような


「誰だ持っていったやつ!あ~あ、折角俺が頑張って『南神』の資料を作り上げたのに。」


作った?


もしかして、


「しかたない羅亜「香兄?」…え?」


やっぱり香兄だ


「会いたかったよ香にい――――!!!」


私は香にいに飛びついた


「うわっ!ってなんでお前ココニいんだよ」



「ちょっと調べものをしに」


「お前その手に持ってるものって…もしかして南神のことについて調べていたのか?」



「あったり~、香にいもだよね。」


「その様子だと歌菜恵も読んだのか?」


「うん」


「そっか、実は俺も気になってな。今日ここに来たんだけど、誰もいねえんだよな。」


「それは…」


「ん?」


何も知らない香にい


話すべきだよね


「あのねぇ香にぃ…」


その後私は香にいがいなくなった後の獄道の行動について話した


「じゃあそのあと獄道は雷闘につぶされたのか?」


「はい」


自分が獄道のとどめを刺したなんて言えない


「そっか、雷闘って族の奴らに迷惑かけてしまったな。今度誤ってこないとな」
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