変人で最強の女と俺様
「やべえなあいつ。そんなに演技がうまかったなんて聞いてないぞ。」


「そこかーい」


「ん?それ以外に何があるんだ?」


んもうこの人は


こういう時もポジティブなんだから


まあそういうところが総長に選ばれた理由なんだろうけど


「歌菜恵」


「はい。」


「歌菜恵が今住んでるところに南神の副総長濱がいたんだろ。」


「はい。」


「じゃあ、そこに璃玖はいなかったのか?」


あっ、そうか


副総長がいればその町には南神の倉庫があるはず


倉庫があれば総長の璃玖がいたばず


何だけど


「そんな人いませんでした。」


「本当か?実はお前顔覚えてないとかないよな」


そう言っていう香兄は完全に私を疑っていた


「璃玖のことぐらい知ってますよ。獄道のときになんども話したことがあるんだから」


「じゃあ本当にいなかったんだな」


「はい、私が見た限りは」


「歌菜恵!!」


「はい!」


さっきより真剣な顔をした香兄がいた


「腹減った〜。」


「へ?」
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