変人で最強の女と俺様
氷龍side
はぁ〜…


相変わらず転校生情報が出てこない


まさかとは思うが名前変えてるとか…


はぁー


少し休むか


俺は図書室で本を読むことにした


ここの図書室は誰もこないらしいが冷房は一応ついている


俺は、動物が好きでいつも動物に関連する本を読んでいる。


チクタクチクタク


「うぅ〜ん」


誰かここにいたのか?


わまりを見渡しても誰もいない


気配もない


気のせいか…


穂「ねぇ、あなた。ここで何をいるんですか?」


こいついつの間に、馬鹿な!


俺がこの転校生の気配に気付けないなんて!


ますます面白い


氷「見ての通り、本を読んでいる」


穂「(動物についての本?……もしかしてこの人!)」


穂「あなた、動物好きなんですか?」


氷「あぁ…動物のことならなんでも知っている」


穂「本当?」


俺は「本当だ」と答えた


転校生はいきなり明るい顔になり俺に


穂「じゃあ、犬のことも?」


氷「知っている」


穂「実は近々犬を飼おうと思ってて、どうやって育てたらいいかわからないんだけど、何かアドバイスくれないかなぁ?」


いつもの俺ならここで「断る」って言っていた


なぜなら、俺は女が嫌いだからだ


なのになぜか、こいつの前だと断れなくなる


媚びを売らないからか?


クソ、こいつといると調子が狂う


俺ってこんな地味で眼鏡かけてるやつが好みなのか?


いやいや…恋した時は胸がドキドキしたりするらしいから違う

ハッ!

氷「あ、あぁ聞いてる。まず犬と仲良くなるには、…」
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