変人で最強の女と俺様
此処は、俺のプライドとか捨てて勢いよく


竜「すみませんでした。」


これでいつも乗り越えてる


けど、今回は違った


ブチっ


ん?今ブチって言わなかったか!?


いやいや絶対言ってる


だって、部屋中が黒いオーラで埋め尽くされてるからだ


これは、一番やばいん奴なんじゃ…


あぁ…歌菜恵俺死ぬかもしれない


お前に挨拶できなくてすまんな


佐「今まで、何回すみませんでした。って言ったら気がすむんですか?ぁあーん!言ってみろ。」


竜「ごめんなさい、もう二度と遅刻しませんから許してください。佐奈目の大好きなクレープ買ってあげるから…」


佐奈目はため息混じりに


佐「分かったから、早くしてくれる?無駄な時間作りたくないから」


陽「それは、あんたやろ!」


今度は陽癒のほうを向いて黒い笑顔を浮かべ


佐「何か言った?」


陽癒は、いきなり敬礼してこう言った


陽「何もありません。佐奈目様(`_´)ゞ」


ハハハ、受ける


古「こらこら、佐奈目此処で怒ったら話進まないから今は抑えて抑えて」


流石古龍、いつもながら尊敬する


それよりそろそろ始めねぇとな


俺様の計画が崩れる


竜「おい、聞け!」


幹部たちは一気に真剣な顔をして俺のほうを向いた


竜「まず、歌菜恵の事だ。」


竜「みんなも知ってると思うが、転校生が歌菜恵だ。それで、何故歌菜恵は偽名の名前を作ってまでしなければならないのかは、はっきりしてないが、陽癒の推測では歌菜恵は姫だという結論に至った。陽癒、こいつらに説明してやれ!」


陽「任せとき〜!…(以下省略)」


古「という事は、歌菜恵ちゃんは悪い奴じゃないという事かな?」


竜「陽癒の推測が当たってればの話だかな。もし当たっていたら、あいつは獄道に狙われてるはずだ。」


氷「それで?どうしたいんだ…」


竜「それは、今から話す。歌菜恵がもし狙われているのなら、俺は歌菜恵を救いたい。その事で協力してくれるか?」


氷「俺は元々穂花を救うつもりだ」


竜「ありがとう」


古「竜司の友達だかね、助けないわけにはいかないでしょ」


陽「俺も賛成や!」


佐「僕も竜司についていくよ」


俺はつくづく思う。


こんなに親切な仲間に出会えて幸せだなって。


俺のわがまま全部聞いてくれるなんていい奴らだ
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