変人で最強の女と俺様
なんでこんな状況になるの?


時を遡る事10分前


竜「じゃあ、俺はこの部屋で寝るからまた明日」


歌「えっ!私部屋ないんだけど…」


また、嫌な微笑みを私に向けて言った


大丈夫…大体は想像できるからもう驚いたりしないからね


竜「あっ、そうだった。空いてる部屋はないから今日から俺の部屋がお前の部屋だ」


やっぱり…


私も大分竜司くんに慣れてきたね


歌「そっか…じゃあ早く寝よっか。私も眠たいし」


それが気に食わなかったのか、私がベットに潜り込んだ時に竜司くんも入ってきて私を抱きしめてこう言った


竜「そうだな、俺も眠いから早く寝るわ。それに今日はあったかい抱き枕があるから早く眠れそうだ」


こ、これは想像してなかった


歌「えっ〜と…竜司くん私抱き枕じゃないよ」


竜「知ってる」


歌「じゃあなんで」


竜「なんとなく」


そう言って竜司くんは寝た


そして今に至るわけです


ああー!なんで私あの時、竜司くんの嫌がらせをあっさりとスルーしたんだろ


あれさえスルーしてなかったら今頃背中を向かい合わせにして寝てたはずなのに


誤算だった


まぁいい、竜司くんも寝たんだから私が何しても怒られないしね


私がちょっと体を動かせば…


あれ、動かない


糞っ!


竜司くんいつの間にこんなに力持ちになったの?


腕が解けない


私は約5分間ぐらいねばったけど、腕は解けなかった


もういい!


こうしてても体力がなくなるだけだし、私も寝よう


この時私は知らなかった


竜司くんが獄道を潰すために猛特訓をしていたのを


そして、一瞬間後の獄道と雷闘との戦いを
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