変人で最強の女と俺様

歌「あんまり目立ちたくなかったから整形メイクをしてたけど、それも意味がなくなってしまっては誤魔化すのも意味がないね…」


男「はあ！？何言ってんだお前」


ベリッ


私は整形メイクを剥がした


歌「この顔だと何故か目立っちゃうから嫌なんだよ」


男「なっ‼︎‼︎‼︎//////」


何で顔赤いの？


観客の男達も顔が赤いし笑笑


冗談はさておき


私はそこら変にいそうな女の子の顔だ


けど、この顔でいると何故か女子には虐められるし、男子には顔を赤くして逃げるか「メアド交換して」と言われる


だからやり辛い


女「なっ、何やってるの谷津（やづ）！さっさとやってしまいなさいよ！」


男「お、おおう。お前を刺すのは癪だけど仕方ねぇ、里菜の頼みなら仕方ねぇ」


そう言ってかかってきた


バコッ


けど、さっきより動きが鈍くなったから簡単に殴れた


男「うっ…」


そして男は全滅し私とあの女がこの種目に残っている状況だった


歌「2人になっちゃったね」


女「ふざけるんじゃないわよ！私は勉強以外の全てがあんたより上だと思ってたわ。なのに…何！？私の全てを奪われてしまいには竜司様まで…あんたなんか嫌いよ死んじまえばいいのに！」


歌「ごめん…けど、今は死ねない。それに私は貴方よりも魅力的じゃないよ。泣き虫だしあなたみたいに綺麗じゃない、確かに運動では私の方が上だけど人を見る目は私より上だよ思うよ」


女「同情何でいらないわ！あなたが私の何を見てきたっていうのよ」


歌「見てたんじゃない…今気づいたんだよ。さっきの男よっぽどあなたの事を信じてたのね。ここに倒れている男達もあなたのことを信用しているのよ。そうじゃなきゃ、男は女をいじめることなんてしないって誰かが言ってたわ」


女「誰か？」


歌「気にしないで。兎に角貴方は人を見る目があるわ。私以上に私なんか不幸の塊よ。いじめてくる人はいるし、私が選んだところは闇組織のところだったりしたわ。それよりはマシだと思う…」


なんか悲しくなってきた


暫く沈黙が続いた