変人で最強の女と俺様
輝「俺月曜からここに転向することになってるんだ」


歌「そう…なんだ…」


ん?何でこいつ気まずそうな顔してんだ?


その時この輝っちゃんという男と目があった


輝「じゃあ俺はこれで…じゃあね歌菜恵」


歌「うん…」


輝「ちょっとこっち来てコソッ」


竜「あぁ…」


俺は人がいない裏庭へ連れて行かれた


輝「ここなら誰にも聞かれないね。さてと、君は竜司くんでしょ?」


竜「なぜ俺の名前を?」


輝「歌菜恵からいろいろ聞いてたからね。目があって何となく君だとわかったよ」


竜「お前はあいつの何なんだよ?」


輝「友達だよ」


竜「はぁっ!?あいつ友達なんかいないって言ってたけど…」


輝っちゃんという男は苦笑いでいった


輝「あははは、それはきっと俺のせいだよ」


竜「お前歌菜恵になんかしてねぇだろうな」


輝「そ、そんなに殺気ださないで。怖いから」


いつの間に、あいつのこと考えると自然に出ちまうんだよな


竜「ごめん…」


輝「俺があいつと出会ったのは中学校の時だったよ。入学式で不安そうに下を向いてた歌菜恵がいたんだ。俺はそんな歌菜恵に声をかけた。そしたら少し安心したようにへにゃと笑ったんだ。それから俺たちは仲良くなっいったある日、歌菜恵は獄道の姫になったと言っていた。俺は族が嫌いだったけど、歌菜恵が嬉しそうにしていたからそれでよかった。それにその時の獄道の総長は優しかったからな」


そう言えばそんなことがあったな
< 92 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop