変人で最強の女と俺様
輝「その時はそう思ってたんだけど、ある日総長が変わってから学校に行かなくなったんだよ。だから俺は歌菜恵の家に行ったんだ。けど、家にはいなかったから獄道の倉庫へ行ったら歌菜恵がいたんだ。歌菜恵の姿を見たら、凄くやつれていた。」


竜「お前まさかとは思うけど、助けねぇとそのまま逃げたんじゃねぇだろうな?」


輝「助けたけど…」


竜「けど?」


輝「歌菜恵を連れて逃げたんだけど、逃げきれなくて追い詰められたんだ。その時歌菜恵が獄道の下っ端を全滅させたんだ。ははは…情けないだろ俺」


竜「ちょっと待て!あの総長は歌菜恵があんなに強いことは知らなかったぞ」


輝「そりゃあそうだよ。俺の家金持ちなんだから。そんくらいの事なら警察が逮捕したってことに出来るからね。それにバレないように警察に来てもらって逮捕してもらったからね。完全にバレないようにしたからね。」


竜「お前以外とやるじゃねぇか」


輝「まあね。」


竜「じゃあ何で歌菜恵はこっちに逃げてきたんだ?」


輝「其れはその後のことだね。歌菜恵と話して明日から学校へ来ると約束して俺たちは別れたんだよ。その後にまだ残っていた獄道の下っ端
にボコボコにされたんだ。幸い人が見ていたから警察に連絡して捕まえてもらったんだけど、次の日に歌菜恵が俺が怪我してる姿を見て自分がいながら助けられなかったと責めたんだと思う。だからこっちへ逃げてきたんだと思うよ」



竜「あいつならしそうだな。あいう結構傷つきやすいタイプだからな」
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