プレゼント
「こら、サボってるなよ!」
不意に、お兄ちゃんが声をかけてきた。
「ちゃんとやってます~‼あ、お兄ちゃん良かったね。美樹さんフリーになって。」
「あぁ、やっと気兼ねしなくていいってもんだしな。俺も頑張るから、お前も頑張れよ!!」
はっ?
ビックリした顔で見上げると。
「え?だって拓海が好きなんだろ?バレバレだけど(笑)」
え~??????
バレないようにしてたのに?
「おま……アレで隠してたつもりか?」
と爆笑された。
「えっ、嘘‼もしや本人にもバレてる?」
サーっと顔が青ざめる。
「さぁ、そこまでは……。でもお前、今月でバイト終わりだろ?未練残さないように、告白して玉砕しろ!」
「えっ‼玉砕決定?」
泣きそうになると。
「だから知らないって。自分で確かめろよ。」
「お兄ちゃん、冷たい!美樹さんに言いつけてやる!」
「それは勘弁。」
ハハハ……と笑いながら、厨房に戻るお兄ちゃん。
うぅ~、やっぱりお兄ちゃんに美樹さんは、もったいない!
お兄ちゃんのバカ~‼‼‼
1人で地団駄を踏んでると、休憩に入る拓海さんが歩いてきた。
「お……お疲れ様です‼」
さっきのアレからで、どもってしまった……。
「おつかれ。」
そう言うと、かすかに笑ってくれたその顔を見ただけで、もう私はクラクラだ。
休憩室に行く拓海さんを見送りながら。
どうせ玉砕なら、当たって砕けてスッキリとバイトをやめよう。
よし‼
思い立ったが吉日。
今日の仕事終わりに言おう‼
私はそう決意すると、ホールに飛び出した。
不意に、お兄ちゃんが声をかけてきた。
「ちゃんとやってます~‼あ、お兄ちゃん良かったね。美樹さんフリーになって。」
「あぁ、やっと気兼ねしなくていいってもんだしな。俺も頑張るから、お前も頑張れよ!!」
はっ?
ビックリした顔で見上げると。
「え?だって拓海が好きなんだろ?バレバレだけど(笑)」
え~??????
バレないようにしてたのに?
「おま……アレで隠してたつもりか?」
と爆笑された。
「えっ、嘘‼もしや本人にもバレてる?」
サーっと顔が青ざめる。
「さぁ、そこまでは……。でもお前、今月でバイト終わりだろ?未練残さないように、告白して玉砕しろ!」
「えっ‼玉砕決定?」
泣きそうになると。
「だから知らないって。自分で確かめろよ。」
「お兄ちゃん、冷たい!美樹さんに言いつけてやる!」
「それは勘弁。」
ハハハ……と笑いながら、厨房に戻るお兄ちゃん。
うぅ~、やっぱりお兄ちゃんに美樹さんは、もったいない!
お兄ちゃんのバカ~‼‼‼
1人で地団駄を踏んでると、休憩に入る拓海さんが歩いてきた。
「お……お疲れ様です‼」
さっきのアレからで、どもってしまった……。
「おつかれ。」
そう言うと、かすかに笑ってくれたその顔を見ただけで、もう私はクラクラだ。
休憩室に行く拓海さんを見送りながら。
どうせ玉砕なら、当たって砕けてスッキリとバイトをやめよう。
よし‼
思い立ったが吉日。
今日の仕事終わりに言おう‼
私はそう決意すると、ホールに飛び出した。