キミとの帰り道


「良かったね、鈴。言いたいことが、礼央に伝えられて」

私を見て、ウインクする祐奈ちゃん。


祐奈ちゃんは、私の恋を応援してくれている。


こうして自分の恋を応援してくれる友達がいて、去年までただ見ているだけだった速水くんとも普通に話せるようになって。


それだけで、もう十分幸せなのに。


最近、“速水くんの彼女になりたい”なんて思うのは、欲ばり過ぎるかな……?



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