devil&sweetなヒーロー
「ううん。ちょっとびっくりしたけど…もう気にしないで!!じゃあね。ばいばい。」

私は教室を出た。


玄関に行くと優斗君がいた。

「おぃ。おっせぇぞ。何やってたんだよ。」

「へ?待っててくれたの?」

「へ?待っててくれたの?じゃねぇよぉ。先輩勝手にどっか行っちまいうだもん。ったく。心配したっつーの。」


へー。待っててくれたんだー。てっきり帰っちゃったかと思ってた。

「んで?何やってたの?まさか…堂本って奴んトコ行ってたんじゃねぇだろうなぁ?」

ひぇーーーなんで知ってるのぉ?しかもちょっと…どころか大分怒り気味ぃー!

「うん…そうだけど…なんで怒ってるの?」

「はぁー?先輩まじで行ったのぉ?まじ馬鹿なんじゃないの?」

ムカッ。。。
「馬鹿って何よー。私はただ別れてきただけじゃん!
なんで馬鹿なんて言われなきゃなんないの?」

「だって馬鹿じゃん。あんな事されたのに一人で行きやがって…
俺がどれだけ心配したか。そういうときは俺も連れてってよ。
先輩のことそのー……守りたいから。………俺なんか恥ずー。」

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