devil&sweetなヒーロー
「だから,もう俺の事なんて気にしないで,先輩自分の好きな人と付き合って下さい。今まで迷惑かけました。それから,…ありがとうございました。」

頭の中が真っ白になった。
「良かったねッ!!自分から言ったの?」

私は冷静さを保ちながら聞いた。でも,動揺が声の震えに出てしまっていた。

「違う。向こうから。先輩も迷惑だったでしょ?だから他の女の子にも目向けてみようかなぁ。なんて。」

なんでだろぅ。どうしてこんなに涙がでるの?
私,優斗君の事そんなに好きだったの?
自分では気になるだけだと思ってたのに…
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