愛のシナリオ
その日からオトヤは私のそばにいる事が多くなった。
「マコトは?」
「マコトは今他の用事をしています。ご用件は僕がお伺いします」
「お庭を散歩したいの付き添ってください」
「わかりました」
「ココロ様どちらへ行かれるのですか?」
「お庭を散歩しに行きます」
「なら俺も付き添います」
「私お庭にいるのが好きなの。お庭にいると落ち着くの!」
「ココロ様は自然が好きだから」
「違うよ。お花が好きなの」
「僕もお花が好きです」
「今日はお出かけの日だわ」
「楽しみですね」
「とっても楽しみだわ」
「あんまり外に出かける事が少ないですからね」
「ココロ様は笑顔が素敵です」
「オトヤありがとう」