春の音
翌日は学校で練習
音楽室では軽音楽部が練習しているので
いつも視聴覚室を借りて練習していた。

「先生、昨日ね?変な人に会ったの」

いつもその日あった事を先生と話していた。

「えー?危ない人じゃないでしょうね?」

「ううん、そんな人じゃなくって...」

先生は私の両手を掴み私の目を見た。

「こりゃ、初恋かな?」

先生の発言に慌てて訂正をするも
先生は聞く耳を持ってはくれなかった。
私を妹のように可愛がってくれる反面
少しお節介な所もある素敵な先生

「で、ちゃんと連絡先は聞いた?」

そんなものはもちろん聞いてない。
先生は次からは聞きなさいと言いながら
職員室に去っていった。
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