〜あたしの彼は擬似彼氏〜
それからすぐに学校中にあたしたちが
別れたという噂は広まったみたい。
あたしは何人かに告白されたけど
全部断っていた。
だって洋也じゃなきゃだめなんだ。
洋也じゃなきゃ、、、。
優香はすごく気づかってくれた。
無理に忘れなくていいんだよって。
それでもあたしは早く忘れたくて
クラスの女の子に合コンに誘われたら
断らずに行っていた。
地元にもよく帰るようになり、
かずにぃやライくん、あらしくん
他にもいろんな友達と遊んでいた。
アルバイトも洋也のことを
考えずにいられるからたくさん入った。
教室では洋也のことを見ないようにしていた。
見ちゃったら泣きそうになるから。
下校時が1番辛かった。
毎日毎日、あの女と洋也が
一緒に帰ってるんだもん。
1人で帰るとこんなに殺風景なんだね。
早く、、早く洋也のこと、忘れたい。