〜あたしの彼は擬似彼氏〜
公園に着くと洋也とあの女がいた。
あたしは洋也たちのいるベンチまで
行くと洋也はすごくビックリしている。
「洋也、あたしずっと逃げてた。
でも逃げないことにした。
聞いてくれる?」
あたしがそう言うと
「デートの邪魔してきてなに?帰れよ!」
そう言ってくる女。
「あんたはちょっと黙っててくれるかな。」
あたしがそう言って睨むとその女は
モゾモゾして黙った。
「あのね、実は
洋也がバイト行ってるって言ったときに
街で洋也とその女が歩いてるのを
あたし一回見ちゃったの。
それから洋也がなんで
嘘つくのか、なんでその子といるのか
あたしには分からなかった。
怖くて聞けなかったあたしは
自分から別れようって選択をしたの。
でもそれは余計にあたしのことを苦しめた。
ずっと洋也のことが頭から離れなくて
何回も何回も忘れようとしたけど
やっぱり無理で、、、。
やっぱりあたし、、、
洋也のことす『ちょっとまて。』
「え?」
「その先俺に言わせて。
今までずっとごめん。
許してほしいなんて思ってねぇ。
俺、3日前かずやさんに言われたんだよ。
ほっとくと俺が華蓮のこともってくぞって。
俺すぐにお前んとこ行って
俺のとこ戻ってこいって言いに行きたかった。
だけど無理だったんだ。」
「ちょっと、洋也!!?」
そう言って明らかに焦っている女。
「うっせぇ、黙ってろ!!
もうこの際どーでもよくなった。
華蓮に手出すなら出せば?
俺がお前のこと
ぶん殴って華蓮のこと守るよ。」
なんの話??
その女は泣き出した。
「華蓮、今の話はまた後でする。
俺こんなだけどさ
俺んとこに戻ってきてほしい。
大好きだよ、華蓮。」