〜あたしの彼は擬似彼氏〜
グィッ
「ひゃっ」
「華蓮ビビりすぎ(笑)」
「ご、ごめん(笑)」
「ほら、にこ〜ってしてみ?」
近いよ、近すぎませんか?
そりゃあビビりますよ。
そうなるのが普通でしょ?
だって男の免疫ゼロなんだもん。
やっと6枚撮り終わって落書きも
デートなう、だとか初プリ、だとか
適当に書いて終わって、あたしたちは
ゲームセンターから出た。
しばらく歩いてると
ぐぅ〜〜〜〜〜
わお、お腹すいちゃった。
「ん?華蓮腹減った?ご飯行くか。」
今日はお母さんも仕事で遅くなるって
言ってコンビニでご飯買ってって
言われてたからまあいっか!
「うん!食べたい食べたい!」
「そんなはしゃいで小学生かよ」
「うるさいなーもう」
多分はたから見たら
ラブラブに見えてるんだろうな〜。
まあ疑似恋愛なんだけどね。