会社の守護者
「はい。さっさと仕事に戻ってね。帰りは説教だから」

私は彼を警備室の前まで連れてくると、そう言って彼に背中を向けたのに

「離して。もう、仕事に戻らないと…」

彼の腕が私の体を動けなくする。

「嫌だ……。アイツの所に戻すなんて絶対嫌だ!!!」

子供みたいな事言っちゃって…。

「私は仕事しないといけないの」

「俺も仕事しないといけないんだ」




「守るのが俺の仕事だろ」

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