あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
こんな風に寝ている小林さんを見るのは初めてで男の人にしては勿体ないくらいの綺麗な顔。端正な中にキリリとした爽やかさを纏っていて…。そして、私の指には小林さんから貰った指輪が輝いていて。
夢じゃないと教えてくれる。
綺麗だなって思って、ゆっくりと伸ばして頬に触れると、ゆっくりと小林さんが目を開いた。真っ直ぐに私を見つめていた。
「ごめんなさい。起こしちゃいました?」
「なんか半分起きていたから大丈夫」
小林さんは頬に添えた私の手を取ると、自分の唇に触れさせる。そして、綺麗な瞳が私を見つめていた。優しい瞳には私が映っていて、私は息をするのも忘れるほど…小林さんから目を離せない。
「美羽ちゃん」
優しい手は私の髪を絡ませゆっくりと引き寄せ、形のいい唇から零れた私の名前は愛しさに包まれていた。そして、小林さんは私の身体を抱き寄せ、私の唇に自分の唇を重ねたのだった。軽く触れただけのキスが何度も繰り返され、少し唇を離した時に小林さんが呟いた。
「夢じゃなくてよかった」
起きた時に私が傍に居るということを夢だとでも思ったのだろうか?そんな小林さんの言葉に愛しさが込み上げた。私も同じことを考えたから…。一緒だと思うとやっぱり嬉しい。
「美羽ちゃん。身体の具合は?」
「しっかり寝たのでかなり楽になりました」
夢じゃないと教えてくれる。
綺麗だなって思って、ゆっくりと伸ばして頬に触れると、ゆっくりと小林さんが目を開いた。真っ直ぐに私を見つめていた。
「ごめんなさい。起こしちゃいました?」
「なんか半分起きていたから大丈夫」
小林さんは頬に添えた私の手を取ると、自分の唇に触れさせる。そして、綺麗な瞳が私を見つめていた。優しい瞳には私が映っていて、私は息をするのも忘れるほど…小林さんから目を離せない。
「美羽ちゃん」
優しい手は私の髪を絡ませゆっくりと引き寄せ、形のいい唇から零れた私の名前は愛しさに包まれていた。そして、小林さんは私の身体を抱き寄せ、私の唇に自分の唇を重ねたのだった。軽く触れただけのキスが何度も繰り返され、少し唇を離した時に小林さんが呟いた。
「夢じゃなくてよかった」
起きた時に私が傍に居るということを夢だとでも思ったのだろうか?そんな小林さんの言葉に愛しさが込み上げた。私も同じことを考えたから…。一緒だと思うとやっぱり嬉しい。
「美羽ちゃん。身体の具合は?」
「しっかり寝たのでかなり楽になりました」