あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
一年の延長をしないで日本に帰国することが出来るというのを伝えた時は、小林さんは電話の向こうで『やったー』と絶叫して喜んでくれた。でも、それから引継ぎをしていたので、帰国の時期が決まったことは言えてなかった。
『俺も仕事を頑張っているよ。今、難しい案件を持っている。これが纏まると大きな契約なる。本社と連携を取っていくから、しばらくは静岡と東京の往復になる。これが落ち着く頃には美羽ちゃんが帰ってこれるかもしれないね』
私も頑張っていたけど、小林さんも頑張っていた。だからというのは言い訳になるけど、言いそびれていた。最初は日本の帰国が正式に決まってからのつもりだったけど、いつしか言いそびれているうちに時間が過ぎてしまい…。明日には日本に帰国する日が迫っていた。自分のアパルトマンを後にして、ホテルに自分の持って帰るトランクを持ち込んだ。
もうさすがに連絡しないといけないと思い、電話をしたけど、時間が悪かったのか、直接話すことが出来なかった。メールにしようにもどこから説明していいかわからないで、電話で直接を思ったのが間違いだったのかもしれない。
『明日、日本に帰ります』
それだけメールをすると、私はベッドの中に潜り込んだ。フランス最後の夜はふかふかのホテルのベッドで眠りについたのだった。
日本に帰ったら、小林さんの所に会いに行って、今まで会えなかった分、一緒に居たいと思った。
『俺も仕事を頑張っているよ。今、難しい案件を持っている。これが纏まると大きな契約なる。本社と連携を取っていくから、しばらくは静岡と東京の往復になる。これが落ち着く頃には美羽ちゃんが帰ってこれるかもしれないね』
私も頑張っていたけど、小林さんも頑張っていた。だからというのは言い訳になるけど、言いそびれていた。最初は日本の帰国が正式に決まってからのつもりだったけど、いつしか言いそびれているうちに時間が過ぎてしまい…。明日には日本に帰国する日が迫っていた。自分のアパルトマンを後にして、ホテルに自分の持って帰るトランクを持ち込んだ。
もうさすがに連絡しないといけないと思い、電話をしたけど、時間が悪かったのか、直接話すことが出来なかった。メールにしようにもどこから説明していいかわからないで、電話で直接を思ったのが間違いだったのかもしれない。
『明日、日本に帰ります』
それだけメールをすると、私はベッドの中に潜り込んだ。フランス最後の夜はふかふかのホテルのベッドで眠りについたのだった。
日本に帰ったら、小林さんの所に会いに行って、今まで会えなかった分、一緒に居たいと思った。