あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「美羽ちゃん。俺が最後の恋だからね。もう、恋はしないでいいよね」
最後の恋…。
そう小林さんは最後の恋の相手。
「はい。勿論です」
私がそういうと小林さんはニッコリと笑い、そっと抱き寄せてくれた。その優しい腕に包まれながら私は呟いた。ずっと私の心の奥底にある大事な気持ちを小林さんに伝えたい。
「私の初恋は高校一年の時の夏の甲子園準決勝の投手です。その試合は残念ながら負けてしまいましたが、あの暑い夏、必死に投げている姿に私は恋をしました。私は勉強ばかりで自分というものを持っていませんでした。でも、あの時、眩しいくらいに輝いている人に恋をしました。テレビで見た人に恋をするなんて思いませんでした」
小林さんは抱き寄せていた私の身体を少し放すと、私の顔を見つめる。あまりにも吃驚しすぎたのか目を見開いている。
「え。それって…。美羽ちゃんが高校一年ってことは。俺が三年で…。もしかして??」
そう私の初恋は高校生の時の小林さん。甲子園準決勝の時に必死に投げている姿に恋をした。そして、二度目の恋は同じ会社で、いつも明るく前向きで…一緒に居たいと思わせる小林さんに恋をした。
そして、最後の恋は…今から始まる。
小林蒼空さん。
世界で一番好きな人…。
「え?それって、え?? 美羽ちゃん。もしかして…。」
「はい。私の初恋の人は小林さんです」
小林さんは私の身体をキュと抱き寄せるとそのまま私の唇に自分の唇を重ねた。そして、少し唇を外し、私がドキドキしてしまうような笑顔を向けた。
「美羽ちゃんにはやられたよ」
最後の恋…。
そう小林さんは最後の恋の相手。
「はい。勿論です」
私がそういうと小林さんはニッコリと笑い、そっと抱き寄せてくれた。その優しい腕に包まれながら私は呟いた。ずっと私の心の奥底にある大事な気持ちを小林さんに伝えたい。
「私の初恋は高校一年の時の夏の甲子園準決勝の投手です。その試合は残念ながら負けてしまいましたが、あの暑い夏、必死に投げている姿に私は恋をしました。私は勉強ばかりで自分というものを持っていませんでした。でも、あの時、眩しいくらいに輝いている人に恋をしました。テレビで見た人に恋をするなんて思いませんでした」
小林さんは抱き寄せていた私の身体を少し放すと、私の顔を見つめる。あまりにも吃驚しすぎたのか目を見開いている。
「え。それって…。美羽ちゃんが高校一年ってことは。俺が三年で…。もしかして??」
そう私の初恋は高校生の時の小林さん。甲子園準決勝の時に必死に投げている姿に恋をした。そして、二度目の恋は同じ会社で、いつも明るく前向きで…一緒に居たいと思わせる小林さんに恋をした。
そして、最後の恋は…今から始まる。
小林蒼空さん。
世界で一番好きな人…。
「え?それって、え?? 美羽ちゃん。もしかして…。」
「はい。私の初恋の人は小林さんです」
小林さんは私の身体をキュと抱き寄せるとそのまま私の唇に自分の唇を重ねた。そして、少し唇を外し、私がドキドキしてしまうような笑顔を向けた。
「美羽ちゃんにはやられたよ」