あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
一緒に過ごす時間
「今は無理でも小林さんがそう望むなら私頑張らないといけないでしょうか?」
「また、名前…俺の名前は『蒼空』だけど」
気を抜くとつい、『小林さん』と言ってしまう私が居て、小林さんは冗談でも言うかのようにクスクス笑いながら私の顔を覗きこんでくる。その小林さんの雰囲気に私はさっきまでの気まずい雰囲気が一蹴されたような気がした。色々と頭の中で私の思考がグルグル回るのを知っているのを分かっているのだろう。
「蒼空さん」
「はい。正解。で、さっきの質問だけど、俺はどちらかというと攻める方が好きなタイプなんであんまり変な気を回さないでいいから」
「え?」
「美羽ちゃんはそのままでいいよ。で、今日、泊まってもいい?」
「それって?」
やっぱり私はステレオタイプなのか、さっきの映像が頭の中でフラッシュバッグする。自分でも意識しすぎているとは思うけど、この流れでの小林さんの言葉を掛け合わせると…。あの夢のような時間を一緒に過ごすことになるのだろうか?
「うーん。さっきのような魅惑的な展開も大歓迎だけど、なんか美羽ちゃんとゆっくり話していたいから帰りたくないって言う感じかな」
「でも、明日会社なのに大丈夫ですか?」
「うん。それも分かっているけど、ちょっと止まりそうもなくて…。」
「何がですか?」
「久しぶりに会えたのに、まだ離れたくないんだ」
「また、名前…俺の名前は『蒼空』だけど」
気を抜くとつい、『小林さん』と言ってしまう私が居て、小林さんは冗談でも言うかのようにクスクス笑いながら私の顔を覗きこんでくる。その小林さんの雰囲気に私はさっきまでの気まずい雰囲気が一蹴されたような気がした。色々と頭の中で私の思考がグルグル回るのを知っているのを分かっているのだろう。
「蒼空さん」
「はい。正解。で、さっきの質問だけど、俺はどちらかというと攻める方が好きなタイプなんであんまり変な気を回さないでいいから」
「え?」
「美羽ちゃんはそのままでいいよ。で、今日、泊まってもいい?」
「それって?」
やっぱり私はステレオタイプなのか、さっきの映像が頭の中でフラッシュバッグする。自分でも意識しすぎているとは思うけど、この流れでの小林さんの言葉を掛け合わせると…。あの夢のような時間を一緒に過ごすことになるのだろうか?
「うーん。さっきのような魅惑的な展開も大歓迎だけど、なんか美羽ちゃんとゆっくり話していたいから帰りたくないって言う感じかな」
「でも、明日会社なのに大丈夫ですか?」
「うん。それも分かっているけど、ちょっと止まりそうもなくて…。」
「何がですか?」
「久しぶりに会えたのに、まだ離れたくないんだ」