俺様御曹司と蜜恋契約
「ちょうどいい。今日の会議には再開発を進めたがってる副社長が来てるから俺から森堂商店街の再開発は白紙に戻せって言ってやるよ」
葉山社長はスーツの前ボタンを留めながらソファから立ち上がった。
そのまま扉に向かい歩いていこうとして「あっ」と何かを思い出したように私を振り返る。そして私の座っているソファに戻ってくると隣に腰を降ろした。その距離ゼロセンチ。
「な、何ですか」
突然ぴったりと体をくっつけて座ってくるので慌ててしまう。急いで離れようとした私の肩に葉山社長の腕が回される。そのままぐいっと引き寄せられると、目の前に葉山社長の顔があって……。
「さっきからずっと気になってたんだけど」
息が顔にかかるほどの至近距離。と、次の瞬間。
「!}
唇に生温かい感触が伝わって………。
キスされているのだと気が付くのに少し時間がかかった。
「―――――!」
後頭部に回された葉山社長の手がしっかりと私を掴んで身動きがまったく取れない。それでも抵抗しようと胸を押し返すけれどびくともしない。
しばらくするとようやく唇が離される。
息を吸おうと口を開くと、その口を再び塞がれてしまった。
葉山社長はスーツの前ボタンを留めながらソファから立ち上がった。
そのまま扉に向かい歩いていこうとして「あっ」と何かを思い出したように私を振り返る。そして私の座っているソファに戻ってくると隣に腰を降ろした。その距離ゼロセンチ。
「な、何ですか」
突然ぴったりと体をくっつけて座ってくるので慌ててしまう。急いで離れようとした私の肩に葉山社長の腕が回される。そのままぐいっと引き寄せられると、目の前に葉山社長の顔があって……。
「さっきからずっと気になってたんだけど」
息が顔にかかるほどの至近距離。と、次の瞬間。
「!}
唇に生温かい感触が伝わって………。
キスされているのだと気が付くのに少し時間がかかった。
「―――――!」
後頭部に回された葉山社長の手がしっかりと私を掴んで身動きがまったく取れない。それでも抵抗しようと胸を押し返すけれどびくともしない。
しばらくするとようやく唇が離される。
息を吸おうと口を開くと、その口を再び塞がれてしまった。