プロローグから惹きこまれる作品でした。最初がこういった始まり方だったの、なんとなく社長の気持ちや謎はすぐにとけていたのですが、そこからが、読んでいてすごく楽しかったです。何より、最初がこういった始まりだったにも関わらず、その先の展開は少し予想外。過去はどうであれ、社長が一途なのかと思えば、そういうこともなく、また花もそこまで社長に気がないので、それを気にすることもなくただ呆れるだけ。そういった中でも、食事を通して二人が近づいていくところが表れていてよかったです。だからこそ、最後の最後まで恋というものに張ってしなかった二人のこの続きがぜひとも知りたいと読みたいと思いました。