怨み赤子
「俺には俺のタイミングがあったんだろうが! それをお前が勝手に田辺先輩に話すから!」
「そうだね。だけど、あたしにもあたしの都合があったし、真治はビラ配りの県を部龍返事でOKした。
田辺先輩に報告した事もあたしはちゃんと真治に伝えた。 それがいつの間にか、あたしが勝手に動いて真治は困っているっていう内容にすり替わったんだよね」
まくしたてるようにそう言うと、真治はガシガシと頭をかいた。
自分の都合が悪くなるとすぐに出て来る癖だ。
「うるさいな!! もとはと言えばあんたがビラ配りなんかしたいって言うからややこしくなったんだ!!」
「なにそれ、ダメならダメで断ることもできたでしょ?」
「知るか!!」
言い合いになると立場が弱くなり、真治はあたしに背を向けて歩き出した。
謝りもせず、自分のしたことを認めもせずに逃げる気だ。
「教はまだあんたの嘘を信じてるみたいだね」
背中へ向けてそう言った。
すると真治は振りむいて「あぁそうだな。教と俺は仲が良いから、あんたの話なんて聞くまでもなく俺を信用するんだ」そう言い、大きな声で笑ったのだった。
「そうだね。だけど、あたしにもあたしの都合があったし、真治はビラ配りの県を部龍返事でOKした。
田辺先輩に報告した事もあたしはちゃんと真治に伝えた。 それがいつの間にか、あたしが勝手に動いて真治は困っているっていう内容にすり替わったんだよね」
まくしたてるようにそう言うと、真治はガシガシと頭をかいた。
自分の都合が悪くなるとすぐに出て来る癖だ。
「うるさいな!! もとはと言えばあんたがビラ配りなんかしたいって言うからややこしくなったんだ!!」
「なにそれ、ダメならダメで断ることもできたでしょ?」
「知るか!!」
言い合いになると立場が弱くなり、真治はあたしに背を向けて歩き出した。
謝りもせず、自分のしたことを認めもせずに逃げる気だ。
「教はまだあんたの嘘を信じてるみたいだね」
背中へ向けてそう言った。
すると真治は振りむいて「あぁそうだな。教と俺は仲が良いから、あんたの話なんて聞くまでもなく俺を信用するんだ」そう言い、大きな声で笑ったのだった。