怨み赤子
オヤツに手を伸ばしかけた時、スマホが鳴った。
あたしは手を止めてスマホを確認する。
ユキからのメールが一件届いていて、《こんな感じ?》という文章の下に小説のプロローグが書かれている。
一見すれば小説だが、セリフの前にキャラクター名が記入されていたりして、全く小説になっていないし、興味を惹かれる部分も1つもない。
小説は最初の掴みが大切だと言う事すら、理解していない書き方だ。
そしてこれは明らかにカナミをバカにした行為だった。
あたしはメールを消去し、そしてスマホをベッドへと投げた。
「どうしたの?」
そう聞いてくるカナミに「迷惑メールだよ」と、答えたのだった。
あたしは手を止めてスマホを確認する。
ユキからのメールが一件届いていて、《こんな感じ?》という文章の下に小説のプロローグが書かれている。
一見すれば小説だが、セリフの前にキャラクター名が記入されていたりして、全く小説になっていないし、興味を惹かれる部分も1つもない。
小説は最初の掴みが大切だと言う事すら、理解していない書き方だ。
そしてこれは明らかにカナミをバカにした行為だった。
あたしはメールを消去し、そしてスマホをベッドへと投げた。
「どうしたの?」
そう聞いてくるカナミに「迷惑メールだよ」と、答えたのだった。