怨み赤子
数か月前
2時間ほどカナミのお祝いをしたあと、あたしは自室へと戻っていた。
食べ散らかしたお菓子の袋を片付けていると、ふと自分の表彰状が視界に入る。
額縁に入っている表彰状を指先でなぞる。
これは今年の3月に入賞した作品の賞状だ。
県内のコンテストで、参加人数は200人ほどと少なかった。
その中でもらった優秀賞。
あたしの絵は他の入賞作品と一緒に美術館などで展示され、沢山の人が見に来てくれていた。
学校内でも先生たちが沢山宣伝してくれたおかげ有名になり、あたしの絵は注目を浴びた。
そんな時だった。
学校内だけで配布するチラシを作ろうという話になったのだ。
あたしが以前書いた絵をバックに展示会の日程を入力した、簡単なチラシだ。
その時ユキがその企画に参加してきた。
ユキはパソコンを使うのが得意だし、家でも作業ができる環境にある。
あたしもそのくらいならユキに手伝ってもらってもいいだろうと思っていた。
しかし……。
食べ散らかしたお菓子の袋を片付けていると、ふと自分の表彰状が視界に入る。
額縁に入っている表彰状を指先でなぞる。
これは今年の3月に入賞した作品の賞状だ。
県内のコンテストで、参加人数は200人ほどと少なかった。
その中でもらった優秀賞。
あたしの絵は他の入賞作品と一緒に美術館などで展示され、沢山の人が見に来てくれていた。
学校内でも先生たちが沢山宣伝してくれたおかげ有名になり、あたしの絵は注目を浴びた。
そんな時だった。
学校内だけで配布するチラシを作ろうという話になったのだ。
あたしが以前書いた絵をバックに展示会の日程を入力した、簡単なチラシだ。
その時ユキがその企画に参加してきた。
ユキはパソコンを使うのが得意だし、家でも作業ができる環境にある。
あたしもそのくらいならユキに手伝ってもらってもいいだろうと思っていた。
しかし……。