怨み赤子
☆☆☆
数週間後。
ユキのチラシデザインが出来上がったと言う事で、そのまま印刷会社へと送った。
すると翌日、その印刷会社から連絡が来たのだ。
『この前送っていただいたデザインなんですが、印刷できる状態ではなかったので、手直しが必要です』
「へ……?」
あたしは自室で電話を持ったままキョトンとして棒立ちになった。
『あ、手直しはこちらでしておきますが、追加料金がかかりまして……』
相手の言葉にふつふつと怒りが湧き上がって来るのを感じる。
少しでもユキを見直したあたしがバカだった。
ユキにはデザインを作る知識なんて最初からなかったんだ。
それなのにプロだと言い、プロの金額を調べていたのだ。
『それとですね、文字の後ろに来る絵が全体的にぼやけて印刷されてしまうのですが、よろしいですか?』
文字の後ろの絵は、あたしが書いた水彩画だ。
「どうしてですか!?」
『きっとスキャナーが古く、読み込むときにぼやけたんだと思います』
数週間後。
ユキのチラシデザインが出来上がったと言う事で、そのまま印刷会社へと送った。
すると翌日、その印刷会社から連絡が来たのだ。
『この前送っていただいたデザインなんですが、印刷できる状態ではなかったので、手直しが必要です』
「へ……?」
あたしは自室で電話を持ったままキョトンとして棒立ちになった。
『あ、手直しはこちらでしておきますが、追加料金がかかりまして……』
相手の言葉にふつふつと怒りが湧き上がって来るのを感じる。
少しでもユキを見直したあたしがバカだった。
ユキにはデザインを作る知識なんて最初からなかったんだ。
それなのにプロだと言い、プロの金額を調べていたのだ。
『それとですね、文字の後ろに来る絵が全体的にぼやけて印刷されてしまうのですが、よろしいですか?』
文字の後ろの絵は、あたしが書いた水彩画だ。
「どうしてですか!?」
『きっとスキャナーが古く、読み込むときにぼやけたんだと思います』