怨み赤子
すべてを話し終えた時、勉は無言のまま地面を見つめていた。


しかし、その肩が小刻みに震えていることがわかった。


「じゃぁ、あたしが言いたいことはそれだけだから」


あたしはそう言うと、勉とその場に置いて1人で歩き始めたのだった。
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