怨み赤子
☆☆☆
2つ目の怨みが晴らされあたしの心には太陽の光がさしこんでいた。
特に今回は大也と弘江まで同時にいなくなってくれた。
それは予想外のいい展開だった。
大也はクラス内でもうとまれていたし、弘江は大也と付き合っていると言う事で大きな顔ばかりしていたのだ。
あたしは大きく息を吐き出して教壇の前に座った。
少しお腹が重たくてまた膨らんできている事がわかった。
「あなた、また怨み赤子を身ごもったの!?」
そんな声が聞こえてきて振り向くと、この教会に暮らしている修道女のリサさんが見えた。
「リサさん……。これで、最後です」
「こんな立て続けに怨み赤子を身ごもるなんて……!」
「あたしなら大丈夫ですから」
怨みが1つ晴らされるごとに気分はどんどん良くなっていく。
あたしは教会に飾られている逆さまの十字架を見てほほ笑んだ。
この教会では罪を憎みそして人を憎み、改善させるためには相手に重たい罰を与える。
という教えをしているのだ。
2つ目の怨みが晴らされあたしの心には太陽の光がさしこんでいた。
特に今回は大也と弘江まで同時にいなくなってくれた。
それは予想外のいい展開だった。
大也はクラス内でもうとまれていたし、弘江は大也と付き合っていると言う事で大きな顔ばかりしていたのだ。
あたしは大きく息を吐き出して教壇の前に座った。
少しお腹が重たくてまた膨らんできている事がわかった。
「あなた、また怨み赤子を身ごもったの!?」
そんな声が聞こえてきて振り向くと、この教会に暮らしている修道女のリサさんが見えた。
「リサさん……。これで、最後です」
「こんな立て続けに怨み赤子を身ごもるなんて……!」
「あたしなら大丈夫ですから」
怨みが1つ晴らされるごとに気分はどんどん良くなっていく。
あたしは教会に飾られている逆さまの十字架を見てほほ笑んだ。
この教会では罪を憎みそして人を憎み、改善させるためには相手に重たい罰を与える。
という教えをしているのだ。