怨み赤子
ファミレス
ユキの家は田舎にあるため昔から世間を気にする性格だったらしい。
世間を気にしながらも漫画やゲームに夢中になったユキは、更に周囲の目を気にするようになったのかもしれない。
そんな中友達にだけは漫画やゲームの話ができる。
人目を気にする必要もない。
だからこそ、あたしたちと一緒にいる時は自分の趣味の話ばかりをしているのかもしれなかった。
でもそれは、あたしやカナミの趣味を笑ってもいいという答えにはならない。
そんなのただの甘えだ。
放課後になり、帰ろうと鞄を持った時ユキに呼び止められた。
カナミと一緒に帰ろうとした所だったので、あたしはあからさまに嫌な顔を浮かべる。
しかしユキはお構いなしに話かけて来る。
「月乃、今日ファミレスよって帰ろうよ!」
「へ……?」
あたしは首を傾げる。
あたしの隣にはカナミもいるのに、あたしだけ誘う?
世間を気にしながらも漫画やゲームに夢中になったユキは、更に周囲の目を気にするようになったのかもしれない。
そんな中友達にだけは漫画やゲームの話ができる。
人目を気にする必要もない。
だからこそ、あたしたちと一緒にいる時は自分の趣味の話ばかりをしているのかもしれなかった。
でもそれは、あたしやカナミの趣味を笑ってもいいという答えにはならない。
そんなのただの甘えだ。
放課後になり、帰ろうと鞄を持った時ユキに呼び止められた。
カナミと一緒に帰ろうとした所だったので、あたしはあからさまに嫌な顔を浮かべる。
しかしユキはお構いなしに話かけて来る。
「月乃、今日ファミレスよって帰ろうよ!」
「へ……?」
あたしは首を傾げる。
あたしの隣にはカナミもいるのに、あたしだけ誘う?