letter〜この出会いは運命〜
「えぇ!?」
いきなりの事でびっくりした。
「碧泉に振られたばっかで忘れるのに丁度いい手頃な存在だと思うんだけどなぁ。それに俺は和歌の事好きだしー?どっちも好都合じゃない?」
「で、でも私まだ好きな人いるし!」
これは本当のことだった。私はなんだかんだ言ってまだ新地君の事が好きなのだ。
「好きな人?碧泉?」
私はどんな顔をすればいいのかわからなくて顔を逸らした。
「……。図星か……。」
私の腰に手を当てたまま呟いた。
すると突然鏡夜くんは私の胸に顔を埋めた。
「えっ!?」
というか恥ずかしい……。
「俺、和歌になら都合よく扱われてもいいよ?何なら浮気相手でも・・・・・。それで和歌が俺の彼女になるなら・・・・・。」
浮気相手という言葉にびっくりした。あの女の子好きな鏡夜君からそんな言葉が出るなんて思って無かったから・・・・・。
「そ、そんな浮気相手なんて・・・・・っ!と言うかこの体勢どうにかしませんか?」
「じゃあいいの?」
そう言って私の腰を引き寄せる。
「えっ!で、でも……」
すると鏡夜君は突然私のリボンや制服のボタンを外す。
「ちょっ!ちょっと待って!」
なに、この状況!!
前が開いたブレザーのおかげで周りに人がいたとしてもバレないけれど鏡夜君からは私の下着がばっちり見えているはずだ。
そして鏡夜君は下着だけになった私の胸にまた顔を埋める。
「付き合ってくれるよね?」
「わ、わかったから!やめて!息がかかってくすぐったいの!」
すると鏡夜君は不敵に笑った。
悪魔だ……。この人……。