letter〜この出会いは運命〜




「ふーん。あいつも立候補したんだ。俺知らなかったわ。」




親友の鏡夜が知らないってどう言う事?




推薦者欄を見ると 菅原 玲の名前があった。




「そう言うことか。」



でももしも私と新地君が両方とも任命されたら私達は一緒に仕事をしなければいけない。




それがどれだけ辛いことなのかを容易に想像できた。




夜美ちゃんは隣で私の事を心配そうに見ている。



「夜美ちゃん。大丈夫だよ。」




発作は出てない。




何なら辞退すればいいのだから……。




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