letter〜この出会いは運命〜



放課後になり、夜美ちゃんと私は総会が行われる会議室に向かった。





それにしても立候補者多いなぁ……。




そんな事を思ってると、新地君と菅原さんが入ってきた。




大丈夫だょ……。





そう言い聞かせる。




すると新地君は菅原さんを席に置いて私のところに来た。



えっ!?



新地君は私の腕を引っ張って廊下に出す。



驚いた私は抵抗できない。




「碧泉!?」



「和歌!?」




私達を呼ぶ声が聞こえる。




「ちょっと何するの!?」




私は近くの授業準備室に入れられた。




「大丈夫。始まるまでまだ時間はある。」



あぁ……。発作がでそう。



「そういう問題じゃないでしょ?!」




私は近くの椅子に座らされた。




「和歌……。和歌、鏡夜と付き合い出したのは本当なのか?」



悲しそうな目で私の目を見てくる。



「本当だよ……。もう関係ないでしょ?何でこんな事するの?」




「ごめん。俺だって勝手だって分かってるんだ。本当にごめん。」




「何で、浮気なんてしたの?嫌いなら嫌いって言って欲しかった。」



なんで……?




どうして……?





あの後の自問自答が蘇ってくる。






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