letter〜この出会いは運命〜


「え、いや、そ、そういう問題じゃなくて……!」



何故か先輩がしどろもどろになっている。



「これでも一応お前の婚約者なんですけど……。」




??



はい?





初耳ですよ?





と言うか私そんないい家柄じゃないんですけど……?





「もしかして和歌、知らなかった?」





「はい……。初耳です。」




父上、母上、私存じ上げておりませんよ?




「と言うか私のお家そんないい家柄じゃ無いので何かの間違いでは……?」





「え、桜井家って結構デカイ財閥だぞ?お前が小指立てたら日本が回らなくなる位の……。」




もう私の頭の中は大パニックだ。




でもこれでこの学校に入れた理由も少し納得がいく。



っていやいやそうゆう問題じゃないでしょ?




どこにそんなお金があるんですか!?










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