letter〜この出会いは運命〜
一緒に帰りながら今日あったことを夜美ちゃんに全て話した。
「へぇ。あの憎い新地君がねぇ……。なんで今更和歌に……。」
なんて返せばいいかわからない。
「でも会長の件は驚きだわ……。まさか貴方が婚約してたなんて……。」
ん?
「夜美ちゃん驚くところちがうくない?普通私が財閥令嬢のところから驚くでしょ!」
「え?知ってたわよ?ついでに言うなら私の家とずっと提携してるし……。」
うん。ごめん。今日はもう寝たい……。
「だから小さい頃から一緒なのよ?」
「へぇ……。」
「本人が知らない事実を親友が知ってるっていう悲しさが……。」