letter〜この出会いは運命〜
「おはよう〜!」
そう言って玄関を出るとやっぱり前見たことのある風景だった。
鏡夜が新地君だったけ……。
「おはよう。」
「good morning☆」
「お待たせ!」
学校に着くまでに色んな話をした。
新地君と私との事だけは言わなかったけど。
校門まで来て鏡夜が口を開く。
「なぁ、碧泉が立候補してた生徒会長のやつなんだけどさ、昨日の総会で菅原がいい印象がなかったから落ちるかなと思ってたんだけど……。」
碧泉、と言う言葉に心臓が鳴る。
「推薦者が変わるだけで良かったから俺が推薦者に代わったから。」
代わった……?
「へ、へぇ……。仕方ないよね……。」
でもということはあの時総会を見てたの?
だから職員室に呼ばれた2人について行ったって事?
まさか碧泉君と二人の所見られた?
でも私に聞く勇気はなかった。