letter〜この出会いは運命〜




この世の全てに絶望し、虚無を見ている目。


彼の様子から桜井家の凄さが分かった。



「お前は前の冷酷無慈悲と呼ばれた俺が好きだったんだろう?だったらお希望を叶えてやるよ。現時刻を持ってお前を退学と処する。」



奏はニヤリと笑い彼の耳元まで近づく




「まだ夜にさえ出ぬ籠の姫を知った罪は自分で償え。」



静かに囁きお腹を蹴る。



〔グハっ!〕
〔きゃあっ!〕


それを合図にほかの側近が彼を連れ出した。



「今日あった事は全て口外するな。俺が知らない事など無いことをみんなはもう知っているだろう?」



奏はニヤリと笑うと立ち去った。



彼と菅原の後始末をする為に。



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