letter〜この出会いは運命〜



全校集会が行われる大ホールの前にはやはり新地君がいた。




しかもこないだの女の子と腕を絡めて。




顔は相変わらずしかめっ面




あぁ。やっぱり苦しいよ。




胸を押さえていしゃがみこむと夜美ちゃんが 大丈夫? と心配してくれた。




「和歌!」




新地君が私の名前を呼んだ。





「ちょっと碧泉?!」




な、んで?




新地君が駆け寄ってきて私に触れようとした。





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