letter〜この出会いは運命〜
私たちは中庭の薔薇園に向かった。
深澤君のお弁当は豪華で、可愛かった。
「あ、ポッキー!!」
お弁当の中に何故かポッキーが入っているという豪華さ・・・・・。
「欲しいの?あげるよ。」
そう言って深澤君はポッキーの袋を夜美ちゃんと私に一つずつ手渡した。
1本で良いのに・・・・・。太っ腹ぁー!
そんな事を思っていると夜美ちゃんがポッキーを咥えて ん と顔を前に出してきた。
「夜美ちゃんここで?深澤君もいるし・・・・・。」
場所的にはバラの温室だからべつにいいのだけれど・・・・・。
「早く。」
「俺の事はほっといていいからどうぞ。」
深澤君は伊達メガネをクイッと上げて微笑む。
私は ん とポッキーを咥えて食べた。
唇と唇が当たりそうになったところでポッキーは割れた。
そしたら・・・・・。